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満月の夜
薔薇の園の向こう側から姿を現したあなた
すごく高貴な香りがして
近寄りがたくて
でも
近づきたくて
寝床についても想い出す
あなたの横顔
あなたの笑顔
あなたの……香り
再びあなたと出会えたとき
神様はなんていじわるなのだろうと思った
どうしてあの人はこんなに遠い人なのかしら……と
今
あなたの傍らで微笑んでいられる私
誰もが羨むくらい幸せに笑っているかしら?
了
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NEWVEL
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